2016.02.25

先勝バルサ、引き分けバイエルン。CLの両横綱どちらが優勝に近いか

  • 杉山茂樹●文 text by Sugiyama Shigeki photo by Getty Images

 チャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦を前に、ブックメーカー各社から両者互角の本命と見られていたバルセロナとバイエルン。バルサがその第1戦で、アーセナルに先勝(2−0)したのに対し、バイエルンはユベントスに引き分けた(2−2)。バルサ、バイエルンを横綱とすれば、アーセナル、ユーベは関脇、小結クラス。となれば、番狂わせの期待はそれなりに高まってしかるべきだろう。しかも横綱にとってはアウェー戦だ。

バイエルンの追加点をあげたロッベン(中央)とグアルディオラ(右) ユーベは0−2から2−2に追いつく展開だった。スコアの上ではよく頑張った。しかし内容に目を凝らすと、番狂わせへの期待は湧いてこない。両者には大きな差があることを改めて痛感した。

 むしろ健闘したように見えたのはアーセナル。結果は0−2ながら、0−0の時間は長く、先制点を奪われるまで、バルサをいやなムードに追い込んでいた。

 バルサとバイエルン。ジョゼップ・グアルディオラが監督に就任して以来、両チームは兄弟チーム同然の関係にある。仲の善し悪しではなく、サッカーのスタイルにおいて、だ。布陣はともに4−3−3。ヨハン・クライフがバルサに持ち込んだものが息づいているわけだが、両チームの実際の布陣を重ね合わせてトレースしてみると、微妙な違いがあることが分かる。