こぼれ球を狙い続けた岡崎慎司。
今季4点目は「運じゃない」 (4ページ目)
あくまでも、ストライカーとして「結果」にこだわりたいと、岡崎は続ける。
「試合に勝とうが負けようが、ストライカーというのは『ゴールを決めればいい』というのを、ここ(胸の内)に持っておかないと。気持ち的に『守りに入ったら終わり』ということを学んだ。今はその気持ちが出過ぎて、もしかしたら監督から、『何でそんなにガツガツ行くねん? もう少しボールを回せよ』って思われているかもしれないですけど、それはしょうがない。俺が点を獲りだしたら、自分が最後まで(ピッチに)残ることになるし。そういう選手になりたいなと、今はそう思える」
肝心の試合は、クラウディオ・ラニエリ監督の采配が完全に裏目と出た。FWの岡崎を削って4-4-1-1で守備を固めたが、相手に押し込まれる態勢を許し、結果として同点ゴールを被弾した。逃げ切り策を講じるには、59分という岡崎の交代時間はあまりに早すぎた。
しかし岡崎としては、ストライカーとして着実に前進している。1月10日に行なわれたFAカップ・トッテナム戦の得点を含めると、今シーズン通算5ゴール。年末にプレーの比重をゴールに傾ける"意識革命"を行なうと、年が明けてから2ゴールをマークするなど、成果が数字になって現れている。
バーディー(怪我)とマフレズ(疲労)の動きがかんばしくないだけに、1月20日にFAカップでのトッテナムとの再戦が控えるレスターとしても、日本代表FWのゴールに大きな期待がかかるだろう。
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