ミランと本田圭佑の将来が明らかになる時が迫っている (3ページ目)
「我々同様、ヨーロッパリーグ出場圏を目指しているチームと直接対決が重要だ」
この論理からいくと、月曜日にフィオレンティーナが負けたことはミランにとっては朗報だ。この節で彼らとの点差を1ポイント縮めたことになる。
試合後の会見ではインザーギはいつものようにチームのがんばりを称えた。1月、2月のスランプから抜け出し、ここ数週間はどんな相手とも互角に戦えるようになったことを彼は高く評価しているという。
次の試合の相手は、現在ミランよりも下位のウディネーゼ。勝てる試合、いや必ず勝たなければいけない試合である。この試合では本田圭佑の復帰も見込める。本田はすでにダービーでもプレイできるコンディションにあり、後半はずっとウォームアップを続けていたが、残念ながら最後までチャンスがなかった。
チームだけではなく、ミランの経営陣の動きも目が離せない。アジア人の投資家たちの中では今一番優勢な立場にいるのはタイのビー・テチャウボン氏のようで、ミランの株の購入に向けて今度の日曜日にまたベルルスコーニと話し合いを持つようである。しかし同時に中国からもリチャード・リー氏がミランの筆頭株主に向けて動いているというニュースが届いている。
とにかくついにミランの今後を知るべき時が来たようだ。来週のこのコラムではミランの将来がどうなるか、それをお伝えできると思う。
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