本田圭佑にまたブーイング。サポーターたちの真の標的 (3ページ目)
しかしこうしたチームへの抗議が、選手へのブーイングが、一体何の役に立つのだろう? 決してプラス効果にはならないはずだ。ましてシーズン終了まであと10試合となったが、最低限の目標のヨーロッパリーグ出場権まではまだ遠い(現在8位)。こんな時こそ我々サポーターがチームの力になるべきではないだろうか?
ミランを心から愛する人々にとって、こんな状況のチームを見るのはかなり辛いことである。それはわかる。しかしロッソネロのユニホームをピッチの上で見るたびに、言葉では説明できない熱い気持ちと興奮が、我々を包んでくれるのもまた確かである。心から応援するチームを持っている者だけが感じられる高揚感だ。
サポーターはその熱い気持ちを決して忘れてはいけない。自分の中にある情熱を解き放ち、ピッチの中の11人の1人になった気持ちになってほしい。時には批判し、議論し、怒りたくなることもあるだろう。その感情は決して間違ってはいない。しかしそれ以上に選手たちを応援して欲しい。それこそが本物のサポーターだと私は思う。
確かに今のミランはかつてのミランとは違う。それでもミランはミラン。いつでも君たちサポーターの心のチームのはずだ。
3 / 3