大健闘。敗れてもなお、アメリカ代表の未来は明るい (3ページ目)
クリンスマン監督は「チャンピオンズリーグもそうだが、こうした大きな舞台を経験すると、選手は技術的、肉体的だけでなく、精神的にものすごく成長する」と語り、今大会での経験がいかに大きなものだったかを語る。特に19歳のグリーンについては、「(ワールドカップの準備期間を含め)この7週間で彼はすごいスピードで成長した」と目を細めた。
先輩たちがこれほど気持ちのこもったプレイを見せてくれれば、後輩たちの胸に響かないはずがない。90年代生まれのニュージェネレーションは出場機会こそ決して多くはなかったが、今大会で貴重な経験を手にしたことは間違いない。
若いチームにあって、今回の登録メンバー中70年代生まれはふたりだけ。そのひとり、79年生まれのベテランGK、ハワードが誇らしげに口を開く。
「このチームはまだまだ若い。またここに戻ってくることを望んでいる」
それでもアメリカにとっては未来につながるワールドカップだったはずである。
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