ボリビアに快勝。ギリシャは堅守だけのチームではない (3ページ目)
守りでは、1失点を喫し、ボリビアにシュート13本を許したものの、決定機に近いものはなく、守備が崩れる場面はほとんどなかった。これまでの失点数を見ても守備が強固なのは確かで、正面から得点を狙いにいってもゴールするのは簡単ではなさそうだ。特にボックス内では、なかなかフリーでシュートを打たせてもらえない。ボリビアのゴールがまさにそうだったように、遠目からミドルを放つなどすることで何かが起きるかもしれない。
試合後、4試合ぶりの得点について聞かれると、サントス監督は「ホッとしたとかいうことはないし、ただこれまではチャンスをゴールにつなげられなかっただけ。ほかのゲームでもチャンスがなかったわけではない。我々は大抵の試合で1点は取っている」と、ぶ然とした表情を浮かべた。
「ギリシャの堅守」というイメージから、どう崩すかという攻撃のことばかりを考えていると、日本にとっては思わぬ落とし穴となるかしれない。
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