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【Jリーグ】ACLの戦いでやはり気になる助っ人外国人の存在 日本でもワールドクラスがプレーする時代があった

  • 後藤健生●文 text by Takeo Goto

連載第98回 
サッカー観戦7700試合超! 後藤健生の「来た、観た、蹴った」

 現場観戦7700試合を達成したベテランサッカージャーナリストの後藤健生氏が、豊富な取材経験からサッカーの歴史、文化、エピソードを綴ります。

 ACLエリートで日本勢は2年連続準優勝。気になるのはやはり中東勢の助っ人外国人の存在でした。しかし、Jリーグにもワールドクラスのビッグネームがプレーする時代が。後藤氏が当時の背景を振り返ります。

【ACLEで日本勢は2年連続アル・アハリに敗れる】

 中東情勢悪化のなかで予定通り開催されたACLエリート・ファイナルズ。日本のFC町田ゼルビアが決勝に進出し、アル・アハリ(サウジアラビア)に惜敗した。

ACLE決勝でアル・アハリとFC町田ゼルビアが対戦した photo by Getty ImagesACLE決勝でアル・アハリとFC町田ゼルビアが対戦した photo by Getty Imagesこの記事に関連する写真を見る ACLではこのところ日本勢が4シーズン連続で決勝に進出しているが、昨年は川崎フロンターレ、今年は町田がアル・アハリの軍門に下っている。

 もっとも、大会が「ACLE」となった昨シーズンからのレギュレーションは極めて不公平なもの。なにしろ、準々決勝以降はすべてアル・アハリのホームであるジッダで開催されているのだ(よく、サウジアラビアの首都であるリヤドのクラブが文句を言わないものだ......)。

 しかし、完全アウェーのなかでも町田はいい試合をした。

 前半はワールドクラスの選手を並べたアル・アハリと攻守ともに互角の戦い。前半の終わりから後半にかけてゲームを支配されてしまったが、持ち前の粘り強い守備で無失点で耐え、相手の苛立ちを誘ったことでアル・アハリに退場者が出て、その後は有利に試合を進めた。

 もう一歩の「決定力」さえあれば、あるいはホーム&アウェーで戦えていれば勝てていただろう。

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著者プロフィール

  • 後藤健生

    後藤健生 (ごとう・たけお)

    1952年、東京都生まれ。慶應義塾大学大学院博士課程修了(国際政治)。1964年の東京五輪以来、サッカー観戦を続け、1974年西ドイツW杯以来ワールドカップはすべて現地観戦。カタール大会では29試合を観戦した。2025年、生涯観戦試合数は7700試合を超えた。主な著書に『日本サッカー史――日本代表の90年』(2007年、双葉社)、『国立競技場の100年――明治神宮外苑から見る日本の近代スポーツ』(2013年、ミネルヴァ書房)、『森保ジャパン 世界で勝つための条件―日本代表監督論』(2019年、NHK出版新書)など。

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