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【Jリーグ連載】東京ヴェルディ・アカデミーからなぜ天才が生まれるのか 日本サッカーの常識に一石を投じた育成環境の誕生 (3ページ目)

  • 浅田真樹●取材・文 text by Asada Masaki

「どうやっていいスルーパスを出そうかとか、どうやって点を取ろうかとか、選手みんながそのワンプレー、ワンプレーにこだわりながら、ゲームを続ける。

 だから、もう(ゲームが)終わらない。先に3点取って勝ったほうが『もう一回やりたいの?』ってあおり、負けたほうが『お願いします』って頭を下げると、『わかった。もう一回やろうぜ』と。それがもうお約束になっていて、延々とやり続ける(笑)」

 話を聞いているだけなら、ただ遊んでいるだけのようにも思えるが、実はそのストリートサッカー的なゲームに、選手が成長するための要素が詰め込まれていた。

 菊原が続ける。

「夢中になってやり続けるなかで、自分のこだわりだとか、考える力だとか、他の人のプレーを見て自分のなかに取り入れていくだとか、そういうことができていく。誰もサッカーを教えてくれないし、教わるものでもないって思っているんだけど、体はどんどん学んでいく。そういう感じでした」

(文中敬称略/つづく)◆元祖・天才が語る、他とは一線を画していた読売クラブの指導哲学>>

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