【Jリーグ連載】東京ヴェルディのアカデミー指導者に聞いた、プロになれるかどうかわかる年齢とは?
東京ヴェルディ・アカデミーの実態
~プロで戦える選手が育つわけ(連載◆第8回)
Jリーグ発足以前から、プロで活躍する選手たちを次々に輩出してきた東京ヴェルディの育成組織。この連載では、その育成の秘密に迫っていく――。
東京ヴェルディユースの選手たち。ここからまた、プロになって活躍する選手が出てくるのだろう photo by Sano Mikiこの記事に関連する写真を見る 誤解を恐れず言えば、Jクラブがユースチームからトップチームに選手を昇格させるのは、スタッフのさじ加減ひとつだ。選手の能力とは別の判断基準で、その数を増やすことも、減らすことも可能だろう。
だとすれば、ユースからトップ昇格を果たした選手の数に、それほど大きな意味はない。重要なのは、その選手たちがどれだけトップの試合に出場し、活躍したか、である。
その意味で言えば、東京ヴェルディが残してきた成果は特筆に値する。
トップ昇格した選手の数が多いのはもちろんのこと、その多くが当時J2だったトップチームでデビューしたあと、次々にJ1クラブに買い取られ、"個人昇格"を果たしていったからだ。
つまりは、他クラブの物差しで測ってもなお、優れた人材を輩出していることの証である。
そんなヴェルディユースにおいて、トップチームへの昇格、すなわちプロになれるか、否かの判断は、いつ頃なされるものなのだろうか。
アカデミーの現場責任者とも言うべき、ヘッドオブコーチングを務める中村忠によれば、「だいたい8割くらいは、中2とか、中3ぐらいで、プロになれるかどうかがなんとなくわかる」とのこと。意外と早い段階で、おおよその評価が固まっていることに驚かされる。
もちろん、「残る2割ぐらいは、この選手がこんなに伸びるのかと、ビックリさせられることもあります」とは、中村の弁。「たとえば」とつないで、中村が振り返ったのは、のちに日本代表として2022年ワールドカップにも出場した、山根視来のケースである。
「今はアメリカ(ロサンゼルス・ギャラクシー)でやっている山根なんかは、ヴェルディのジュニアユース育ちで、その時からうまかったんですけど、フィジカルやメンタルに幼い部分があったので、ユースに上がれなかった。その後、ウィザス高校から桐蔭横浜大学へ行って、メンタル的に大人になったんじゃないかなっていうのは想像できますけど、それにしてもよくここまでになったなと、ビックリしました」
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