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Jリーグはシーズン半ばもいまだ混戦 福田正博が挙げる「上位争いをかき回してほしい」注目のチームとは? (3ページ目)

  • text by Tsugane Ichiro

【走力をベースに戦う京都】

 京都も昨季は残留争いを意識する戦いとなったが、そこでの打開策となったFWラファエル・エリアスが今季も効いている。昨季は夏のチーム加入以後の15試合で11得点と高い決定力でチームを助けたが、今季は開幕から16試合で8得点。4月は鹿島戦のハットトリックを含む5得点1アシストで月間MVPを受賞した。

 5月3日のセレッソ大阪戦では10分で交代となり戦線から離脱したが、その後もムリロ・コスタ、長沢駿といった選手たち奮起して、続く4試合は2勝1分1敗。ラファエル・エリアスの状態は気になるところだが、チーム全員の走力・運動量をベースにして戦うチームだけに、勝ちきれなくとも、負けが込むことはないのではと見ている。

 何より京都を率いる曺貴裁監督には、長い指導者キャリアに裏打ちされた豊富な引き出しがあるだけに心配はしていない。選手のやる気をくすぐりながら、今後もしっかりと戦っていくことだろう。

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