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川辺駿「広島に帰ってきてよかった」 スイスとベルギーで学んだワンタッチでボールをさばく技術 (4ページ目)

  • 原山裕平●取材・文 text by Harayama Yuhei

 結果的にプレーはできなかったですけど、活躍すればするほど上が見えてきた。プレミアリーグだったり、ビッグクラブと契約できるのが、ヨーロッパでプレーする醍醐味だと思うので。それは日本にいては無理だったと思うし、ヨーロッパの市場に乗るのが大事ということは、行ってみてあらためて感じました」

── 達成感のある移籍になりましたか。

「もうちょっと長くプレーしたかったという思いもありますけど、いた期間に関しては自分のなかでベストな選択ができたと思っています。ベストな結果も出せたと思っているので、それに対して後悔はありません。

 それに今は、広島に帰ってきてよかったなと。優勝争いができているからこそ、自分の選択は間違いではなかったなと思っています」

(後編につづく)

◆川辺駿・後編>>守田英正、南野拓実、鎌田大地ら同年代と比較


【profile】
川辺駿(かわべ・はやお)
1995年9月8日生まれ、広島県広島市出身。サンフレッチェ広島ジュニアユース→ユースを経て2014年にトップチームに昇格。2015年から2017年まで期限付き移籍先のジュビロ磐田で主力となり、広島復帰後も欠かせぬMFとなる。2021年にグラスホッパー(スイス)に移籍し、翌年ウルバーハンプトン(イングランド)と契約。2023年からスタンダール・リエージュ(ベルギー)でプレーしたのち、2024年8月に広島へ復帰した。2021年3月の韓国戦で日本代表デビュー。国際Aマッチ6試合1得点。ポジション=MF。身長178cm、70kg。

著者プロフィール

  • 原山裕平

    原山裕平 (はらやま・ゆうへい)

    スポーツライター。1976年生まれ、静岡県出身。2002年から『週刊サッカーダイジェスト』編集部に所属し、セレッソ大阪、浦和レッズ、サンフレッチェ広島、日本代表などを担当。2015年よりフリーランスに転身。

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