ガンバ大阪を強くするためにやってきた齊藤未月。「Jリーグでもう一度、自分の価値を示したい」 (4ページ目)

  • 高村美砂●取材・文 text by Takamura Misa
  • photo by (c)GAMBA OSAKA

「日本代表はどの選手も目指している場所。僕自身もサッカー選手である以上、日本代表に選ばれて、日本という国を背負って戦いたいという気持ちは強く持っています。

 世代別代表で一緒だった同世代の選手が選ばれていることに刺激を受けて、なおさら『自分も』とも思います。森保一代表監督は、チームで結果を残している選手を招集している印象もあるので、自分もしっかりチームでの結果を出すことで狙っていければと思います」

 ジュニア年代から湘南ひと筋でプロに上り詰め、10代の頃から湘南の顔として活躍を見せてきた齊藤。世代別代表ではU-20日本代表のキャプテンとして、2019年U-20ワールドカップに出場したこともあり、東京五輪での活躍を期待された選手のひとりだった。結果的にルビン・カザンでのケガが響いて、五輪の舞台に立つことはできなかったが、その事実は彼のキャリアを否定するものではない。いや、そのことはきっと、"ガンバ大阪・齊藤未月"が教えてくれる。

齊藤未月(さいとう・みつき)
1999年1月10日生まれ。神奈川県出身。湘南ベルマーレのアカデミーで育ち、2016年にプロ契約。2017年シーズンからはチームの主力として活躍した。2020年シーズン終了後、ロシア1部リーグのルビン・カザンへ期限付き移籍。ケガなどもあって思うような活躍ができず、今季からガンバ大阪に期限付き移籍。攻守において安定感のあるプレーが売りのミッドフィルダー。

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