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サッカー通・平畠啓史さんが、今季J2で好きになった「語らずにはいられない」選手16人 (4ページ目)

  • 池田タツ●取材・文 text by Ikeda Tatsu
  • photo by Getty Images

【攻撃的MF】

 攻撃的な中盤の選手。今シーズンは、アルビレックス新潟の高木善朗選手が抜群でしたね。トップ下でセンスを感じました。そして、攻撃的センスがあるのに、ボール際でも戦える。今シーズンは、めちゃくちゃファールを受けていたなかで10得点。アシスト数14はJ2でトップです。

 終盤はチームが勝ち点を伸ばせなかったので、ちょっと目立たなくはなりましたが、1シーズンずっとトップ下で活躍し続けました。今シーズンの新潟の攻撃がうまくいってる時は非常に面白かったけど、これは高木選手ありきだったかなと。

 もう1人は、モンテディオ山形の山田康太選手。初めて山形の試合を見た人が、誰が一番うまかったって言ったら、この選手を挙げると思うんですよね。誰が見てもうまいなってわかる選手は、プロの興行で大事なこと。この山田選手の溌剌としたプレーぶりは見ていて最高ですね。サッカーの楽しさが伝わってきます。

 この選手もすごく戦える選手ですし、ハードワークもできます。でも、山形の戦い方のなかで、ボランチではなくトップ下で輝いたのがすごくよかったですね。ポジショニングもよくて、いいところでボールを受けてから相手ゴールに向かってドリブルを始めるのがすごく速い。あの人が前に仕掛けたら、チーム全体が前向きになって迫力が出ます。遠藤保仁選手&山本康裕選手の話じゃないですけど、誰がやってもそうなることじゃなくて、山田選手がやると勢いが出る。

 あとはフェイスがかっこいい。だから、僕が山田選手と話をする時は、遠慮なくモテてくださいって言ってるんです(笑)。サッカーがあれだけうまくて、あのフェイスでモテない世の中なんて僕は嫌なんです。絶対にモテてほしい(笑)。

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