浦和レッズに来て半年。ユンカーには日本で決めた「特別なゴールがある」
浦和レッズ キャスパー・ユンカー インタビュー 後編
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新しい環境でのチャレンジが自分を成長させると感じ、「僕にとって、パーフェクトな機会だった」と浦和レッズでのプレーを選択したキャスパー・ユンカー。インタビューの後編は、近年躍進を見せるデンマークのサッカーや、日本での自らのプレーについて語ってもらった。
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「何よりもまず、浦和で重要な選手になりたい」と語るユンカーこの記事に関連する写真を見る 浦和レッズのキャスパー・ユンカーは少年時代からずっと、マンチェスター・ユナイテッドをサポートしているという。
「エリック・カントナやデビッド・ベッカムに憧れ、フットボールを始めた時から、背番号7のシャツを着用してきました」と明かし、その番号は現所属先でも背負っている。そして今シーズン、もうひとりの7番のレジェンド、クリスティアーノ・ロナウドが古巣に帰還した際は、その「ビッグニュース」を大いに喜んだ。
「彼がユベントスを去ろうとしていると知った時、ユナイテッドに戻って欲しいと思っていました」とユンカーは話す。だが一時は、同じマンチェスターでも、宿敵シティへ移りそうだとも伝えられていた。
「それはあくまで噂にすぎないと、僕は信じていました。最終的に、彼が正しい選択をしてくれて、本当によかったです」
ただし、そんなユンカーの心のクラブと、現在彼の所属する浦和レッズが、"赤い悪魔"という同じニックネームを持つことは、日本に来るまで知らなかった。
「面白いですね。素敵な偶然です」
運命的な引き合わせと言えば、ちょっと大袈裟かもしれない。ただユンカーはそんなふうに巡り合ったクラブで今季、自ら「運命的だった」と振り返るゴールを決めている。
2021年6月13日──。リーグカップのヴィッセル神戸戦で、彼はまず小泉佳穂の先制点をお膳立てすると、同点とされたあとに自らもネットを揺らした。その後、アンドレス・イニエスタの直接FKで再び試合は振り出しに戻ったが、2試合合計で1点差の勝利を収め、準々決勝に進出。つまり、ユンカーの得点が決勝点となったわけだ。ただ得点者自身は、別の想いにも駆られていた。
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