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高校サッカー選手権で輝き。プロ入り→即活躍が期待できる5人 (2ページ目)

  • 松尾祐希●取材・文 text by Matsuo Yuki
  • photo by Kishiku Torao,Takahashi Manabu

今大会では圧倒的なパフォーマンスだった藤原優大。浦和へ進む今大会では圧倒的なパフォーマンスだった藤原優大。浦和へ進む藤原優大 
ふじわら・ゆうだい 
DF/青森山田高→浦和レッズ/182cm、75kg

 今大会、あらゆる面で頭ひとつ抜きん出ていたセンターバック(CB)は、前評判どおりのプレーで青森山田の最終ラインに君臨した。

 エアバトルの強さは抜群で攻守で躍動。競り合いは負け知らず。帝京大可児との3回戦では、セットプレーから2得点を挙げ、準決勝の矢板中央戦でもロングスローから技ありのバックヘッドを流し込んだ。

 対人プレーでも圧倒的な強度で相手のエースを封殺。格の違いを見せつけた。中学時代はボランチを主戦場としていただけあって、正確なフィードも持ち味の一つ。攻撃の起点になる場面も多く、準々決勝の堀越戦では一発で逆サイドに展開して、ゴールのきっかけをつくった。

 卒業後は浦和レッズの一員となる。これまでは高卒のCBがいきなり活躍するケースは多くないが、ルーキーイヤーから出番を掴む可能性がある。

 浦和は鈴木大輔が移籍し、最終ラインはベテランの選手が多くなった。プロ仕様のフィジカルを身に着け、Jリーグトップクラスのアタッカーに対応する術が備われば、橋岡大樹のように1年目から活躍したとしても不思議ではない。

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