高校サッカー選手権で輝き。プロ入り→即活躍が期待できる5人 (4ページ目)
中盤で独特のセンスを見せた柴圭汰。福島からの飛躍を狙う柴圭汰
しば・けいた
MF/昌平高→福島ユナイテッドFC/163cm、60kg
ベスト8に進んだ昌平で、いぶし銀のプレーを見せた。エンゴロ・カンテ(フランス)を彷彿させる小柄な潰し屋は、豊富な運動量で相手の攻撃を分断。的確なポジショニングとボールに対する抜群の嗅覚を生かし、ここぞという場所に位置を取るセンスは天性の才能だろう。
気の利いたプレーで中盤を支え、奪ったあとは正確な技術で前線の選手にそつなくパスをつないだ。
卒業後は福島ユナイテッドでプレーする。J3が舞台となるが、可能性は無限大。というのも、湘南ベルマーレと提携している福島が、近年若手選手の育成に力を入れており、高卒で獲得した選手がステップアップするケースが出てきているからだ。
たとえば、ルーキーイヤーから出場機会を掴んでいた池田昌生が、プロ4年目の今年、湘南に移籍した。柴も早々にポジションを掴めば、個人昇格も夢物語ではない。向上心が高く、メンタリティーもプロ向き。プロの水に慣れれば、1年目からの活躍も見えてくるはずだ。
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