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グランパスを飛躍させた2人のハンター。「オルンガ封じ」も完璧に遂行 (3ページ目)

  • 原山裕平●取材・文 text by Harayama Yuhei
  • 佐野美樹●撮影 photo by Sano Miki

 新型コロナウイルスの影響で過密日程となるなか、多くのチームが選手を入れ替えながら試合をこなしてきた。しかし名古屋の場合は、この2ボランチと、中谷と丸山祐市の2CB、そしてGKのランゲラックがほぼ固定されている。1カ月ほど負傷離脱した米本を除いた4人は、いずれも全32試合にスタメン出場。この不動のセンターラインの安定感こそが、名古屋の躍進の要因だろう。

 32試合を終えて28失点は、川崎フロンターレに次いで2位の数値。振り返れば、今季、川崎を零封し、初黒星をつけたのも名古屋だった。

 シーズン序盤にジョーが退団し、終盤には金崎夢生が負傷離脱。エース級のストライカーが不在のなか、ACL出場圏内をキープできているのは、この堅守があるからだ。

 残り2試合、名古屋はACL出場という結果を手にすることができるのか。その成否のカギを握るのは、無尽蔵のスタミナで所狭しとピッチを駆ける、ふたりのボールハンターにほかならない。

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