「久保建英世代」要注目の11人! 目指すは世界トップレベル (6ページ目)

  • 松尾祐希●文 text by Matsuo Yuki
  • photo by Getty Images

「黄金世代」超えもある。「久保建英世代」の戦いを世界で見たい>>

高卒ルーキーとして鹿島で光るプレーを見せる荒木遼太郎高卒ルーキーとして鹿島で光るプレーを見せる荒木遼太郎荒木遼太郎
(あらき・りょうたろう/MF/鹿島アントラーズ/170センチ・60キロ/2002年1月29日生まれ)

 染野唯月、松村優太など、高卒ルーキーたちが躍動している鹿島アントラーズにおいて、最も輝きを放っているのが東福岡高出身の荒木遼太郎だ。

 高校時代はトップ下やボランチを主戦場とし、「土居聖真のように2列目で活躍してほしい」と鹿島の椎本邦一スカウトが見込んでいたとおり、サイドハーフで躍動している。

 春のキャンプから結果を残すと、リーグ戦では現在21試合に出場して2ゴールを記録。相手の最終ラインとボランチの間でボールを受け、正確なパスやキレのあるドリブルからチャンスを演出した場面は数知れない。

 昨秋のU-17ワールドカップにはケガの影響で出場できず、世界の舞台を経験できなかった。当時はショックを受けて悔しさを噛みしめたが、その経験を糧にして一歩ずつ前に進んできたからこそ今がある。

 U-19日本代表には継続的に招集を受けており、目指すは来年のU-20ワールドカップ。「自分としては気持ちも完全に切り替わって、新しい気持ちでU-19の代表に臨んでいる。選ばれるようにここでしっかりアピールしていきたい」と荒木。インテリジェンス溢れるプレーで、世界を驚かせる日もそう遠くないはずだ。

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