2019.02.21

5人の識者が渾身の大予想。
今シーズンの「J1全順位」はこうなる

  • photo by Kishimoto Tsutomu/PICSPORT

1位は外国籍選手の「当たり」を引いた川崎
2位は神戸に期待。わからないのが鳥栖

原山裕平氏(サッカーライター)

1位 川崎フロンターレ
2位 ヴィッセル神戸
3位 浦和レッズ
4位 北海道コンサドーレ札幌
5位 鹿島アントラーズ
6位 清水エスパルス
7位 サンフレッチェ広島
8位 セレッソ大阪
9位 FC東京
10位 ガンバ大阪
11位 湘南ベルマーレ
12位 ベガルタ仙台
13位 名古屋グランパス
14位 横浜F・マリノス
15位 大分トリニータ
16位 ジュビロ磐田
17位 サガン鳥栖
18位 松本山雅FC

 正直、年々難易度が上がっていると感じる。もはや、当たる気すらしない。ちなみに、昨季は2位予想の柏レイソルがまさかの降格! そんなもんですよ、ヨソウなんて。

 そう考えるとアジアカップの勝敗を次々に当てたシャビは偉大だなあと。もっともシャビをもってしても、J1の順位予想は避けたいだろう。どこが優勝しても、どこが降格してもおかしくない。そんなリーグ、世界中を探しても見当たらないからだ。

 今年、予想をさらに困難とするのが、外国籍選手枠の拡大だ。その当たり外れによって、結果は大きく左右される。昨季の名古屋はFWジョーが機能していなければおそらく降格していただろうし、いつかのC大阪はFWフォルランが鳴かず飛ばずで、降格の憂き目にあっている。

 今季は各チーム、ルール変更にのっとり、多くの外国籍選手を獲得した。JからJへの移籍であれば、ある程度力量が予測できるが、今季は枠の増加もあって、Jリーグ初参戦の選手が実に多い。いかなる実力者であっても、日本のサッカーにフィットできるかは不透明であり、神戸に加入したFWダビド・ビジャ(ニューヨーク・シティ/アメリカ→)であっても、ジョーになるか、フォルランになるかは不透明なのだ。

 その予測困難な初参戦組のひとり、川崎に加入したFWレアンドロ・ダミアン(インテルナシオナル/ブラジル→)はどちらかというと後者タイプかと思いきや、ゼロックススーパーカップで見せたそのプレーに好印象を抱いた。得点を取る仕事に留まらず、献身的にプレスを繰り返す姿は実に日本人的であり、間違いなくJリーグにフィットするであろうと感じた。

 ということで、優勝は川崎。AFCチャンピオンズリーグでの勝ち上がりにもよるが、鹿島に続く史上2チーム目の3連覇を成し遂げられる力を備えていると見る。

 2位の神戸は期待を込めて。お金をかければ強くなる。そんなモデルケースを日本でも実現してもらいたいから。浦和は川崎の対抗馬と見ていたが、この前の試合を見て下方修正。札幌はFW鈴木武蔵(V・ファーレン長崎→)のフィット次第で、さらに上に行ける可能性も。

 鹿島は継続性と地力はあるものの、戦力は下がった印象。もしかしたら、もう少し下に行くかも。清水はFWドウグラスが早期復帰すれば、優勝争いに食い込む可能性もあると見る。

 中位は去年の成績をもとに、戦力の上積みなどを踏まえて、配置した。

 取り扱い要注意な降格圏の予想は、補強策がパッとしなかった磐田を去年と同じ16位に。昇格組の松本は、得点が取れないチームは厳しいという過去の傾向から最下位とさせていただいた。

 読めないのは鳥栖。今季のJ1で唯一、日本での実績がない指揮官を迎え、しかも新外国籍選手も多数補強。2年目のFWフェルナンド・トーレスの爆発が期待されるも、監督の手腕と助っ人力に不透明な部分があまりにも大きい。つまり、わからないのだ。だから17位としたが、はまれば優勝争いもあるかもしれない。という逃げ道を作って、今季の予想とさせていただきます!