2019.02.21

ゴールへの貪欲さ、得点感覚はいまだ健在。
神戸ビジャはこれだけすごい

  • 小宮良之●文 text by Komiya Yoshiyuki photo by ZUMA Press/AFLO

 元スペイン代表FWダビド・ビジャ(37歳)は、EURO2008、2010年南アフリカW杯でスペインを優勝に導き、自らも得点王に輝いている。スペイン代表としてはラウル・ゴンサレスを抜き、歴代最多得点。世界最高のストライカーといっても過言ではないだろう。

ヴィッセル神戸に加入した元スペイン代表ダビド・ビジャ ヴィッセル神戸に入団したビジャは、Jリーグでもゴールを量産できるのか?

「Caer a la banda」

 ヴィッセル神戸のフアン・マヌエル(ファンマ)・リージョ監督は、ビジャの特長についてそう語っている。スペイン語で「サイドに流れる(落ちる)」という意味だが、サイドに走ってボールを引き出し、再び意欲的にゴールへ向かう。その力が圧倒的に優れているのだ。

 全盛期のバルセロナ時代は、左サイドが主戦場だった。そこから中央に入って、シュートを狙う形で得点を量産。2010‐11シーズンのチャンピオンズリーグ決勝、リオネル・メッシが右サイドを切り裂いた後、セルヒオ・ブスケツからのパスを、右足で狙い撃ちしたシュートは語り草だ。

「ダビドは昨年11月にシーズンを終えている。だからフィットするのにまだ時間はかかるかもしれない」

 リージョはそう断ったが、こうも続けている。

「ただ、士気は高いし、何よりプロフェッショナルだ。(完璧に崩さなくても)50%のチャンスでゴールを奪える。一番は左から中央に切り込んでのシュートで、右足でのキックはとんでもないレベルにある。必ずゴールを決めてくれるだろう」