2019.01.04

2019年シーズンは「恩返しの1年」
と語る、ジュビロ名波監督の覚悟

  • 原田大輔●取材・構成 text by Harada Daisuke
  • photo by Naoki Morita/AFLO SPORT

ジュビロ磐田
名波浩監督インタビュー(3)

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 2018年シーズンを振り返ってみれば、ロシアW杯による中断期間を迎えるまで、ジュビロ磐田はJ1で8位につけていた。ところが、リーグが再開後、ジュビロは勝ち星を取りこぼし続けて徐々に失速していった。

 それにしても、なぜチームの歯車が狂ってしまったのか。その理由と、指揮官として6年目となる2019年へ向けての意気込みを、名波監督に聞いた――。

――2018年シーズンをあらためて振り返っていただきたいのですが、W杯による中断前の成績は、6勝3分6敗で8位。まずまずの位置にいたと思うのですが、そこからリーグ再開後、なかなか勝ち星に恵まれませんでした。何か原因があったのでしょうか。

「言い訳にしたくないことだったから、ずっと言わなかったけど、簡潔に言ってしまえば、ケガ人や負傷者など傷んだ選手が多かったこと。それも、主力として活躍を計算していた選手ばかりだった。でも一番は、得点。得点が少ないことが、自分たちが不振に陥った最大の原因だと思っている」

――確かに2018年シーズンのチーム総得点は35。リーグ全体で17位でした。

「この課題については今季、テコ入れしようと思っている。というか、もっと(攻撃の)形を作っていこうと考えている。

 どちらかというと、自分は守備が”7”、攻撃が”3”の割合でトレーニングをしてきた。だから、攻撃に関しては、あまりパターンを作ることをしてこなかったというか……。もちろん、いくつかの形はあったけど、選手たちのアイデアに任せていたところもあって。ただ、(これまでは)必要最低限すぎたかなと。

 守備に関しては、今いる選手たちは3バックでも4バックでもスムーズに対応できるようになった。だから今季は、むしろ攻撃に特化するくらいでもいいんじゃないか、と思っている」