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Jリーグからスペイン派遣のコーチが
驚く「練習場にカフェがある文化」 (4ページ目)

  • 了戒美子●文 text by Ryokai Yoshiko photo by Mutsu Kawamori/AFLO

 その次には94年生まれの中島翔哉、吉野恭平、安在和樹、前田直輝、その下が95年生まれの高木大輔、安西幸輝、澤井直人、菅嶋弘希、畠中槙之輔の代で、その下に三竿健斗がいました。

 自分がもしトップに関われるなら、『J1で彼らを中心に』なんて思いながら育成に関わっていました。このポジションには誰をどう成長させて......ということをいつも考えていた。だから、そうやって先を見ているということに、すごく共感できるんです。ソシエダに来てよかったのは、自分が考えてきたことを、より具体化、細分化しているので、その形がすごく見えて、やってきたことは間違いじゃない、今後はさらにそれをどうしていこうと思わせてくれたことです。自分にとってはラ・レアル(ソシエダのこと)に来た意味がすごくあるな、と」

――細分化している、とは?

「フットボールを細分化すれば、ひとつひとつのプレーに関して会話が生まれるんです。例えばディフェンスと言ったら、すごく広いじゃないですか。その中から、ゾーンだとか、マンツーマンのマークのようにどんどん細分化していくと、思ってることに関して話し合いができる。どういう方向にもっていくか、具体的につながっていく。その細分化がつながればつながるほど、数値化できるし、評価もできますよね。

 こっちではU-15でも、練習でGPSを付けているんです。それは経費がとんでもなくかかるから、日本はトップでも付けてないところがあるくらいです。ヴェルディでも、ロティーナ監督のもとでトニフィジカルコーチが昨年から導入しました。

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