ミスター・レッズは期待する。
「浦和がJリーグを世界に導く先頭に」 (4ページ目)
クラブの「志」というものは、チームの戦い方にも表れる。川崎がパスを主体にしたポゼッションサッカーを徹底するのも、鹿島が個の能力を活かしたブラジルスタイルを取るのも、クラブとしての志や伝統があるからだ。
では、浦和の場合はどうか。5年間のペトロビッチ体制で築いたものを継承しながら発展させるのか、引き続き守りを固めるのか。さらに言えば、2017年のクラブ過去最高の約80億円という収益に満足するのか、100億、200億を目指して舵を取るのか。クラブとしての経営判断や覚悟が問われている。
Jリーグは、「世界に通用するビッグクラブをつくりたい」と考えてDAZNと契約を結んだ。そのメッセージを、リーグ最多のサポーターを抱える浦和がどう受け取るのかに注目したい。ぜひとも、Jリーグのレベルアップを担っている自覚を持って進んでくれることを期待している。
4 / 4