選手が2人になっても諦めない。
ユース監督・永井秀樹のヴェルディ再建 (6ページ目)
目標は何も変わらない。やり続けることも変わらない。自分を信じて、ついてきてくれる選手がいる限り、たとえメンバーが5人になっても諦めない。『そんなサッカー無理ですよ』と言われて選手が去っていき、ゴールキーパーひとりと、フィールドプレーヤーひとりの2選手しか残らなかったとしても諦めない。たとえ、0対100で負けても諦めない」
現役から退いて、指導者になっても永井秀樹は永井秀樹のままだった。
信念は絶対に曲げない。叶えたい夢があれば、できる限りの努力をし続ける。
「だいたい、自分の監督生活は0対15(※)の大敗から始まったわけだから」
※2017年3月29日、早稲田大学との練習試合。
永井は食後にホットコーヒーを飲みながら、目尻を下げて口もとを緩めた。
いつ会ってもサッカーの話しかしないし、その話が尽きない。それもまた、現役時代と同じだった。
◆記事前編・永井秀樹がユース指導で目指す「ラモスの教え」とは>>
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