スペインの目利きが見た、欧州遠征「日本代表16選手のプレー評価」
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「ハリルホジッチ監督率いる日本代表は、2017年に入ってから低調な戦いを見せていた。しかし試行錯誤の中、ベルギー戦で『ひとつの答えにたどり着いた』と言えるかもしれない。4-1-4-1という布陣は、日本人選手のキャラクターに合っている」
ミケル・エチャリは、そう言って日本代表の明るい展望を示した。ハビエル・デ・ペドロ、ホセバ・エチェベリア、そしてシャビ・アロンソを発掘、育成した「スペインの名指導者」の目に狂いはない。
「日本はメンバーも固まりつつある。そのなかで、ベルギー戦では山口蛍が成長の跡を見せ、長澤和輝のような新たな発見もあった。欧州遠征は2連敗とはいえ、及第点が与えられるだろう」
そう語るエチャリは日本代表選手それぞれの実力をどう見ているのか。ブラジル戦、ベルギー戦は強豪相手だけに、現状が照らし出された。そこで欧州遠征2試合を振り返り、出場選手ごとに個別の評価をしてもらった。
GK
川島永嗣(ブラジル戦、ベルギー戦ともにフル出場)川島永嗣
2試合とも落ち着いたプレーを見せた。2010年W杯の前から見ているが、当時は強いシュートに対するステップワークや、セービングした後の感情の揺れに未熟さが見えた。それが現在は解消されている。ブラジル戦はPKをストップ。ベルギー戦でも2度、チームを救うセービングを見せている。今年の日本代表で最も安定したプレーを見せた選手のひとりだ。
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