スペインの目利きが見た、欧州遠征
「日本代表16選手のプレー評価」 (3ページ目)
槙野智章(ブラジル戦、ベルギー戦ともにフル出場)槙野智章
2試合とも堅実なプレーを見せていた。日本人センターバックのなかではフィジカルインテンシティ(強度)の高さを感じさせる。ブラジル戦ではゾーンディフェンスの裏に入り、素晴らしいヘディングシュートを決めた。
MF
山口蛍(ブラジル戦、ベルギー戦ともにフル出場)山口蛍
ブラジル戦は相手の中盤に差を見せつけられた。一方、ベルギー戦はベストプレーヤーに等しい活躍を見せた。軽率な横パスを相手に渡すなどのミスはあったが、アンカーとして不用意にポジションを動かさず、4人のMFの裏を手際よくカバー。パス出しの質も高かった。ロンドン五輪から注目してきたが、ようやく戦術的に進化を遂げつつあると言っていい。ベルギー戦のプレーが続けられるなら長谷部誠の代役も可能だろう。
長谷部誠(ブラジル戦の後半25分まで出場)長谷部誠
力の差のあったブラジル戦だけの出場になったこともあり、特筆すべきプレーはなかったが、やはり戦術的な動きは高いクオリティを示している。本大会に向けて欠かせない存在であることは間違いない。
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