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スペインの目利きが見た、欧州遠征
「日本代表16選手のプレー評価」 (4ページ目)

  • 小宮良之●文 text by Komiya Yoshiyuki 藤田真郷●写真 photo by Fujita Masato

井手口陽介(ブラジル戦は後半41分まで、ベルギー戦はフル出場)井手口陽介(ブラジル戦は後半41分まで、ベルギー戦はフル出場)井手口陽介
ブラジル戦はトップ下に入ったが、ひとりだけ突出してプレスに出て、相手に裏のスペースを使われていた。一方、ベルギー戦はインサイドハーフ的に調和の取れたプレスを見せ、長友と連係して原口の背後をしっかりカバーしていた。合格点の出来だった。

長澤和輝(ベルギー戦の後半17分まで出場)長澤和輝(ベルギー戦の後半17分まで出場)長澤和輝
これまで見たことがない選手だったが、ベルギー戦での大きな発見だった。ほぼ完璧なポジショニングをとっていることで、プレスも利きやすく、ボールを奪うゾーンを見つけられる。また、攻撃面では精度の高いシュートも持っており、エリアに近づいても仕事ができることを示した。

森岡亮太(ブラジル戦は後半25分から、ベルギー戦は後半17分から出場)森岡亮太(ブラジル戦は後半25分から、ベルギー戦は後半17分から出場)森岡亮太
ブラジル、ベルギー戦とパスセンスを見せつけた。エリアに近づき、PASILLO INTERIOR(バックラインの前)でボールを受けると、ひらめきでゴールチャンスを作れる。ブラジル戦では最も可能性を感じさせた選手だった。一方、ベルギー戦は交代で入った後、インサイドハーフながらトップ下としてプレーし、失点のきっかけを作ることになった。

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