2017.11.24

「ラモスの教え」。監督・永井秀樹が、
ヴェルディユースで目指すもの

  • 会津泰成●文・撮影 text&photo by Aizu Yasunari

永井秀樹「ヴェルディ再建」への道(5)
~激闘のプリンスリーグ関東(前編)

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「ヴェルディらしいサッカー」は
“ラモス瑠偉”という存在ありき

 試合後のミーティングを終えて、誰もいなくなった川崎フロンターレ麻生グラウンドに戻ってきた永井秀樹の表情は、思いのほか晴れやかだった――。

プレミアリーグ昇格を目指して、プリンスリーグ関東で戦うヴェルディユース 2017年9月23日、高円宮杯U-18サッカーリーグ2017・プリンスリーグ関東の第14節。4位の東京ヴェルディユースは、首位を走る川崎フロンターレU-18と敵地で対戦し、0-2で敗れた。

 フロンターレU-18はこの日、2年生ながらチームの攻撃をけん引するU-17日本代表FWの宮代大聖をはじめ、来季ファジアーノ岡山入りが内定しているMFデューク・カルロスなど、年代別代表や代表候補がズラリと顔をそろえるベストメンバーだった。

 片や、監督・永井率いるヴェルディユースは、背番号「10」のMF藤本寛也とキャプテンのDF谷口栄斗がU-18日本代表のカタール遠征メンバーに選出されて不在。さらに、1年生ながらU-17W杯に挑む代表メンバーに選ばれたDF馬場晴也が出場停止で、他にも負傷などで主力メンバーを複数欠く”手負い”の状態だった。

 こうした状況にあっては、さすがに好結果を求めるのは酷だろう。だが、そんな”ハンデ”も意に介さず、永井はこう語った。