本人イライラ、仲間はビクビク。
神戸が迷走するポドルスキの使いみち (5ページ目)
時期的に考えれば、5月までヨーロッパでプレーしていたポドルスキのコンディションが、まだ上がっていないのは当然ではある。「(ポドルスキとハーフナーの)ふたりとも海外でプレーしていたので、1カ月のオフから戻ったばかり。順応するのは簡単ではない」(ネルシーニョ監督)のは確かだ。
ネルシーニョ監督は、「しっかりサポートして、早く彼らのよさがチームで出せるようにトレーニングしている」とも語る。ポドルスキが神戸に加入して、"まだ"4試合目。何かを判断するには短すぎる時間なのかもしれない。
だが、少なくともこの試合に関して言えば、ピッチ上には元ドイツ代表の片鱗すらうかがえなかった。今後、ポドルスキに期待されるのは、自身がワールドクラスのプレーを見せることに加え、その存在が周りの選手にも好影響を及ぼすことだろうが、そんな"ポルディ効果"がこれから先、神戸に表れてくるのだろうか。
正直、その問いに対し、首を縦に振るのは難しい完敗だった。
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