早くも「戦術はポドルスキ」。
世界王者は日本人FWとどこが違うのか (5ページ目)
「ポドルスキは決定力があるストライカー。チャンスがあれば決める。これから試合ごとに生産性は上がるだろう」(ネルシーニョ監督)
日本の酷暑を戦い切るのは簡単なことではない。日を追うごとによくなる、という視点は楽観的すぎる。海外挑戦の場合、デビュー戦から数試合後に大きなダウンがくる場合の方が多いだろう(最初のモチベーションが切れるのだ)。
ただ、世界で渡り合ってきたポドルスキは感覚をアジャストさせる力に長けているし、自身の活躍にも満足していない。大宮戦が終わった直後だ。主審に対し、疑わしいハンドのシーンを抗議していた(笛が吹かれていたら、神戸のPKだった)。勝負へのこだわりというべきか。
「スターとして(扱われるのに)プレッシャーはあるが、それを力に換えて、活躍したい」
そう言ってカメラの砲列に微笑を向けるポドルスキには、世界王者の貫禄が漂った。
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