ガンバ好調の要因。今野泰幸は「CBの2人がマジですごい」と言った (4ページ目)
「そりゃ、考えますよ。この先、自分が自信を持ってプレーをして、『やれる』という手応えがあるのに、試合に出られなくなったらキツいでしょうね。それでチームを移って、そこでも自分に手応えがありながら、試合に出られなくなったら、やめるときかなって思う。
でも、個人的にはできるだけ長くサッカーをやりたい。J2でも、J3でも『欲しい』と言ってくれるところがあれば、そのチームで(現役を)続けていきたい。さすがにカズさん(三浦知良)までは無理だと思うけど、最低でも40歳まで、できれば最高で45歳までやりたい。そのくらい粘りたいっすね(笑)」
40歳でのプレーは、十分に可能だろう。横浜F・マリノスの中澤佑二、ジュビロ磐田の中村俊輔は来年40歳を迎えるが、今季もJ1でバリバリの現役プレーヤーとして活躍している。J2、J3となれば、40歳を超えてもプレーしている選手はたくさんいる。
「ベテランでバリバリやっている選手って、いまだにちょっとずつうまくなっているんですよ。それがないと、たぶん40歳になってもプレーできないと思う。体力やスピードが落ちる分、経験とかで補える部分はあるけど、やはり技術とか、駆け引きとか、何かしらうまくならないとダメです。そういう選手が生き残っていくと思うし、自分もそんなふうになりたいと思います」
幸い今野は、インサイドハーフという新たなポジションで鍛錬を重ね、下からの突き上げも受けて成長している。34歳でこのポジションに出会ったことが、これからの、今野のサッカー人生のターニングポイントになるかもしれない。
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