鹿島・石井監督「相手チームも、もっと前からバチバチやってほしい」 (4ページ目)
――ああいう選手が1人いると......。
「楽ですね。聖真もそうですし、鈴木優磨、永木亮太、柴崎岳にはチャンピオンシップからですけれど、左のサイドハーフをやってもらいました」
――同時に、選手の潜在的な能力も上がりますよね。
「上がります。僕は柴崎岳には、代表でもボランチで出てほしかった。だからずっとボランチで起用してきましたが、代表ではちょっと高い位置で使われることが多かった。トップ下とか。ならば、うちでもサイドハーフをやっておくと代表に呼ばれたときにいいかなと思って(笑)」
――優しいですね。
「選手に能力があるからです。鈴木優磨にも練習で右サイドバックをやらせました。それをやっておくと、自分がサイドハーフとして高い位置で出たときに、後ろのサイドバックとの連携、動きのタイミングが分かる。ゲームの中で、サイドハーフは相手のサイドバックにオーバーラップされると、一緒に戻らなきゃならないじゃないですか。そうした時の対応の仕方とか、サイドバックをやったことがあるかないかで全く違います。紅白戦で20分間はやらせるとか。今シーズンもいろいろ試していきたいです」
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