2017.02.25

鹿島・石井監督「相手チームも、
もっと前からバチバチやってほしい」

  • 杉山茂樹●文 text by Sugiyama Shigeki 佐野美樹●撮影 photo by Sano Miki

石井正忠監督(鹿島アントラーズ)インタビュー(後編)

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――クラブW杯の決勝は、1-0になった後、レアル・マドリードが一瞬、緩みましたね。

「楽勝ムードになったと思います」

――そんな中、小笠原満男選手が惜しいミドルシュートを放った。そうしたら、スタンドも”おっ”という感じになり、それがピッチにも波及して、何となくムードが変わったような気がしました。

「遠藤康が打ったシュートで後半を終えたのですが、あれも自信をつけさせてくれたシーンでした。

 2戦目のマメロディ・サンダウンズ、3戦目のアトレティコ・ナシオナル戦も前半は滅茶苦茶、押されながら、そこから逆転してるじゃないですか。あの2試合に勝ったことも、チームにとって大きな自信に繋がっていました」

1967年2月1日、千葉県生まれ。現役時代はNTT関東、住友金属工業を経て、鹿島アントラーズ創設時のメンバーに。98年に現役引退後、鹿島で指導者の道に進む。2015年、監督に就任。2016年、Jリーグアウォーズで最優秀監督賞を受賞――セルヒオ・ラモスが退場になると思ったら、ならなかった判定の問題については、試合後の監督はことのほか冷静でした。

「あそこでいろいろ言っても仕方ないことで、冷静に対応できる方法はないかなと思って、ああいうコメントになりました。『レフェリーに勇気がなかった』という言い方をしたんですけど。こちらは勇気を持って戦ったのに。悔しかったですけれど、力の差は感じていました。