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フロンターレの19歳・三好康児の
活躍に見る、日本代表への希望 (3ページ目)

  • 浅田真樹●文 text by Asada Masaki
  • 山添敏央●撮影 photo by Yamazoe Toshio

 そう言って、より一層表情を険しくした三好は、「もっと自分に厳しくやっていかないと。失点に絡んでいたら、次に使ってもらえない」と自戒する。

 だが、10代では苦さも含めて経験だ。三好の言葉どおり、「試合でないと学べないこと」は確かにある。19歳の新鋭にとって、その瞬間にかいた冷や汗は無駄にはならない。その経験が三好を、そして川崎を強くする。

 未来を照らす若手が台頭してきているのは、川崎だけに限らない。この日の対戦相手、横浜FMもまた同じだ。

 横浜FMのエリク・モンバエルツ監督は、0-2の状況から、一時は2-2の同点に追いついた選手たちを称えると、交代出場した3選手(MF前田直輝・21歳、MF遠藤渓太・18歳、MF天野純・25歳)の名前を挙げ、こう話している。

「若い選手が試合経験を積むことが大切。クラブの未来は彼らのような若手にかかっている。もっともっと成長していってほしい」

 この試合、横浜FMの控えメンバーには遠藤の他、3人の10代選手が含まれていた。彼らもまた、横浜FMの未来を照らす人材だ。

 三好と同じ1997年生まれの遠藤は、「敵として対戦しているので、(三好に)点を取られたことは悔しい」と語りながらも、こう続ける。

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