浦和に完敗してもなお、サガン鳥栖のイタリア人指揮官は自信満々 (4ページ目)
数字にはなりにくい力を、ロジカルに戦術に落とし込んでいるのが、フィッカデンティ監督と言えるだろう。
「前からの強度の高いプレッシング」「ポゼッションの向上」「攻撃時のポジショニングと二次三次攻撃」。開幕前のキャンプから叩き上げてきた練度は、確実に高まっている。それは例えばFWムスタファ・エル・カビルがサボるだけで破綻する可能性もあるわけだが、起用する選手の特性に合わせ、微調整できるところまで達しつつある。
「残り6試合、戦っていける」
イタリア人指揮官は思いのほか陽気に言い、カテナチオやJリーグの現状についての講演のように饒舌だった。その明るさは自信の手応えだろうか。チームの戦闘意欲が衰えていないことだけは間違いない。
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