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もっとチャンスを。ハリルホジッチ監督に求めたい若手の積極起用 (2ページ目)

 また、本田圭佑がベンチに退いた後に南野はピッチに送り出されたが、若い選手は主力がピッチに揃っているときにこそ起用すべきだろう。

 大一番の試合で本田などの中心選手がベンチに下がることはまずありえないのだから、彼ら主力がピッチにいない状況で若手を起用しても、実戦を想定した試みにはなりにくい。ここは、若手を起用するときの重要なポイントになる。

 たしかに、結果を残しながら、若手も育てることは監督にとって最も困難なミッションだ。しかし、大金を払えばどんな選手でも獲得できるビッグクラブの監督でさえ、先を見据えて若い選手の能力を伸ばしながら戦っている。実際、バルセロナのルイス・エンリケ監督も、アーセナルのベンゲル監督も、若い選手を試合で起用しながら育てている。

 もちろん、リーグ戦、カップ戦、チャンピオンズリーグと試合数が格段に多いため、そうしなければチームが疲弊してしまうという理由もあるだろうが、世界のトップの監督であっても、若手をうまく起用して自信と経験を植え付けて育てていく。人材が限られ、まだまだ強豪と互角に戦うレベルにない日本代表監督にも、それは求められる。

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