2013.04.21

18戦無敗のJ1新記録。大宮が浦和戦で得た、もうひとつの勲章

  • 浅田真樹●取材・文 text by Asada Masaki

ライバルの浦和レッズを退け、J1新記録となる18戦無敗を成し遂げた大宮アルディージャ 連勝記録や無敗記録といった長期に渡る連続記録を達成するためには、「いかに好調を持続するか」が重要なのは間違いない。

 だが、1シーズンを通して常に好調を維持することなど不可能だ。調子のいいときには何連勝もするが、一度調子を落とすと簡単に連敗してしまうようなチームでは、コンスタントに結果を残すことは難しい。

 だとすれば、連続記録達成のカギとなるのは、実のところ、好調を長く持続させることよりも、「調子が悪いときでも、悪いなりに戦えるかどうか」。言い換えれば、それは、常勝チームになれるかどうかのカギでもある。

 その意味において、この日、大宮が手にした勝利は、非常に大きなものだったのではないかと思う。

 J1第7節、大宮アルディージャ対浦和レッズ。埼玉ダービーであり、しかも前節終了時点で3位と2位との上位対決となった注目の一戦は、大宮が1−0で勝利。大宮は首位・横浜FMとの勝ち点差を1に縮め、3位から2位へと順位を上げるとともに、「18試合連続無敗」というJ1新記録を成し遂げた。

 とはいえ、大宮は90分間を通して、必ずしもいい内容で試合を進められたわけではない。大宮のベルデニック監督も、1−0とリードした前半は、「攻守においてすばらしい内容だった」とする一方で、防戦となった後半は、「浦和がパワーを入れてきたため、前半のようにはうまくできなかった」と振り返る。