サッカー日本代表はどこへいく 識者は森保一監督続投とその後の大岩剛監督就任発表をどう見たか (3ページ目)
代表監督の任期延長より気になる「FIFAランキングを上げる」戦い
浅田真樹●文 text by Masaki Asada
日本代表監督の後任人事が発表になった。
本気でワールドカップのベスト8進出を目指すなら、このまま日本人監督でいいのか、という疑問もあるが、外国人監督を呼びたくても、"ない袖は振れぬ"のだろう。日本人監督から選ぶという前提に立てば、大岩剛監督は有力候補のひとりであり、この結果は妥当な選択ということになるのかもしれない。
しかしながら、今回の件についてのメディアの反応を見ていると、むしろ後任の人選どうこうより、その"付帯条件"に批判的な視線が向けられているようだ。
すなわち、退任が決まった監督が、なぜ来年1月のアジアカップまで指揮を執り続けるのか。なぜすぐに新監督が就任しないのか、である。
だが、これについて、「あり」か「なし」かで言えば、答えは「あり」。今回の件より前から、なぜ日本代表監督の契約期間をアジアカップで区切らないのか(少なくとも、その議論がなされないのか)、疑問に感じていたからだ。
というのも、ユーロやコパ・アメリカがワールドカップの中間年に開かれるのと違い、アジアカップはワールドカップ翌年の開催。しかも、このところは1月開催が続いているため、ワールドカップが終わって約半年で大会を迎えることが多かった。
もちろん、その難しさも含めて強化と考えるなら、それでもいい。だが、あくまでもアジアカップを大陸連盟王者決定戦として重要視するのであれば、当然対策を講じるべき必要があった。
今回は、その後の退任が決まっている森保一監督の短期契約延長という特殊な条件が加わったため、このことに違和感を覚える人が多いのかもしれないが、ワールドカップでの体制のまま、約半年後のアジアカップに挑むこと自体、大きな問題があるとは思えない。
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