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【サッカー日本代表】清武弘嗣が語るザックジャパンの敗因 「監督を信じて、選手たちを信じてやりきれたかというと......」 (4ページ目)

  • 原山裕平●取材・文 text by Yuhei Harayama

【ワールドカップのおかげで今も現役】

── ワールドカップに出なければ、気づけなかった感覚ですよね。

「そうなんですよ。だから、ワールドカップでは当然、勝つことが一番重要ですけど、出るだけでも得られることがある。当時は23人で、今は26人しか経験できないけど、ワールドカップのメンバーに選ばれて、あの舞台に身を置くだけで、本当に成長できるんです。上に行くためのスタートの大会だと、自分は勝手に思っていますけどね」

── その意味では、「4年後のロシア大会でリベンジを果たしたい」という思いが強かったのでは?

「もちろん、僕だけでなく、同じロンドン世代の選手たちはほとんど試合に出られなかったので、悔しさもあったし、『次は俺らの番だ』という気持ちは強かったですよ。実際に(酒井)宏樹(ハノーファー)とか、サコ(大迫勇也/1860ミュンヘン)とか、(酒井)高徳(シュツットガルト)とか、次の大会では主力としてプレーしましたからね。

 僕自身も途中までは、よかったんですけどね。だけど、もうケガのオンパレードで、止まらなかったです。調子がいい時期もあったんですけど、思うようにはいかなかったですね。まあ、これも人生ということで。

 でも、今でも現役を続けられているのは、ワールドカップのおかげだと思っています、あの大会を経験できていなければ、ここまでやれていないと思う。だから、本当にワールドカップに出られてよかったと思います」

(文中敬称略/了)


【profile】
清武弘嗣(きよたけ・ひろし)
1989年11月12日生まれ、大分県大分市出身。大分トリニータU-18から2008年にトップチームへ昇格。プロ3年目の2010年にセレッソ大阪へ移籍し、頭角を現す。2012年からはニュルンベルク(ドイツ)へ移籍。その後、ハノーファー→セビージャ(スペイン)でプレーしたのち、2017年にC大阪へ復帰、2024年にサガン鳥栖への期限付き移籍を経て、2025年に古巣・大分へ完全移籍する。2012年ロンドン五輪、2014年ワールドカップ出場。日本代表・通算43試合5得点。ポジション=MF。身長172cm。

著者プロフィール

  • 原山裕平

    原山裕平 (はらやま・ゆうへい)

    スポーツライター。1976年生まれ、静岡県出身。2002年から『週刊サッカーダイジェスト』編集部に所属し、セレッソ大阪、浦和レッズ、サンフレッチェ広島、日本代表などを担当。2015年よりフリーランスに転身。

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