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サッカー日本代表は4年前の敗戦から学ぶことができるか クロアチア戦で明瞭だったその「弱点」 (2ページ目)

  • 小宮良之●文 text by Yoshiyuki Komiya

【明瞭だった日本の弱点】

 後半、日本は鎌田や遠藤が惜しいシュートを放ったが、徐々に相手にペースを奪われる。後半も同じことを続けられる体力はなかったし、相手にも戦い方を読み取られていた。森保ジャパンは3-4-2-1で戦っていたが、戦術に適応したクロアチアに苦しみ、弱点は明瞭になった。

 たとえば右サイドの守備には、ウイングバックの伊東純也が入っていた。戦う前から弱点だったが、左サイドから入ってくるイヴァン・ペリシッチに脅かされながらも、仕返しのように攻め上がることで押し返していた。しかし全体が押し込まれ始めると、綻びが出ることになった。

 後半10分、正面に近い右サイドからのなんでもないクロスに対し、ファーでペリシッチに入られてしまう。誰も体を合わせられない状態で、ハンマーで叩くようなヘディングを叩き込まれた。

 セオリー的に言えば、伊東がしっかりとマークに下がって対応する必要があったが、背中を追う形になっていた。攻撃の枚数を増やすためにウイングバックに配された伊東は、得点に絡むプレーを期待される一方、宿命的に失点のリスクを背負っていたのだ。

 グループリーグのドイツ戦、スペイン戦は、相手が前半、日本を軽んじて飛ばしてくれたことで、後半勝負ができた。しかし、クロアチア戦は前半で自分たちが消耗してしまい、後半は圧力に負けて受け身に回ってしまった。クロアチアも日本の戦いを研究し、後半に余力を残していたのだろう。

 クロアチアの選手たちは老獪で、戦術構造的な脆さをとことん突いてきた。右ウイングバックの伊東のところへのクロスだけではない。後半、日本が三笘薫を左ウイングバックに入れた途端、今度はそこに生じたズレにめがけてクロスを送っている。実際、マークが遅れていたことで、失点してもおかしくない場面が少なくとも二度はあった。

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