ワールドカップに挑むサッカー日本代表の壮大な「番宣」の裏で...過去の失敗を匂わせる空気を感じた (3ページ目)
過去のワールドカップを振り返ると、日本代表は大会前の下馬評が高いときほど結果が悪く(グループリーグ敗退)、むしろ批判にさらされているくらいのときのほうが好結果(決勝トーナメント進出)を残している、というのは、よく知られたジンクスである。
と同時に、下馬評が高いときには、たいていその陰で敗因の芽が膨らんでいるものだとは、のちに指摘されてきたことである。
言うまでもなく、日本代表は強くなっている。今の日本代表にとって、目標はグループリーグ突破ではない。選手たちが公言する優勝はともかく、客観的に見てもベスト8進出は妥当、かつ現実的な目標だろう。
だとすれば、日本が弱かった時代のジンクスを持ち出すこと自体がナンセンス。もはや時代は変わった。これほどヨーロッパで活躍する選手が数多くそろった日本代表は例がなく、過去のチームとはレベルが違うのだ。
そう言ってしまえば、そうなのかもしれないし、そうであってくれればいい。
だが、連日鈴なりのファンが取り囲む落ちつかない環境で練習をし、企画盛りだくさんの壮行試合をしている日本代表を見ていると、どうも不安が頭をもたげてくるのである。
そこに漂う空気は、2006年や2014年に感じたものとよく似ている。
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