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サッカー日本代表海外組の今シーズンを福田正博が評価 最もインパクトを残したのは? (3ページ目)

  • text by Tsugane Ichiro

【見事な結果を残した三笘薫】

 プレミアリーグは、日本選手たちが目標にしている舞台だ。名実ともに世界有数の選手が揃い、激しく過酷な戦いが繰り広げられている。その舞台で圧倒的な違いを生み出し続けてくれたのが、ブライトンの三笘薫だった。

 昨季後半は故障で棒に振ったが、今シーズンは開幕から躍動した。36試合で10得点。シーズン終盤は足のケガなどの影響で途中出場が続いたが、見事な結果を残してくれた。いまやプレミアリーグを代表するサイドアタッカーに触手を伸ばすクラブは少なくない。三笘がどういう決断をするのか興味深い。

 クリスタルパレスの鎌田大地はプレミアリーグ1年目でアジャストに苦戦しながらも、リーグ戦34試合に出場し、FAカップでは優勝に貢献した。フランクフルト時代もチームにフィットするまで時間を要したが、ほかの選手が描けないプレービジョンを持っているだけに、来季はよりチームメイトに理解されることで、今シーズン以上に鎌田らしさが発揮されるのではと思う。

 一方、苦しんだのは冨安健洋だった。出場はリーグ戦1試合のみ。足の故障の影響で苦しいシーズンとなった。冨安にとって足の故障は慢性化しつつあるようだ。このままだと選手生命も危うくなりえるだけに、日程面やピッチでの激しいコンタクトで体への負荷の大きいプレミアリーグから離れるのも手ではないかと思う。いずれにしろ、まずはサッカーのできる体に戻し、ピッチに立ってくれるのを心待ちにしている。

>>後編「ブンデスリーガ、リーグアンで活躍した選手たち」へつづく

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著者プロフィール

  • 福田正博

    福田正博 (ふくだ・まさひろ)

    1966年12月27日生まれ。神奈川県出身。中央大学卒業後、1989年に三菱(現浦和レッズ)に入団。Jリーグスタート時から浦和の中心選手として活躍した「ミスター・レッズ」。1995年に50試合で32ゴールを挙げ、日本人初のJリーグ得点王。Jリーグ通算228試合、93得点。日本代表では、45試合で9ゴールを記録。2002年に現役引退後、解説者として各種メディアで活動。2008~10年は浦和のコーチも務めている。

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