サッカー日本代表で久保建英と相性がいいのは? 「若手のリーダー役」が選手の成長を促す (3ページ目)
その点で、従来の主力を除いて、久保に力を引き出してほしいのは、今回のメンバーでいえば佐野海舟(マインツ)、渡辺剛(ヘント)、関根大輝(スタッド・ランス)の3人か。
2026年W杯、日本代表が未踏のベスト8に勝ち抜くには、少なくとも5試合を戦わなければいけない。短期決戦で一度はスタメンを入れ替えないと持たないだろう。そう考えると、遠藤航のバックアッパー探しは急務で、佐野は攻守に安定した力を示しており、有力候補だ。
センターバックは冨安健洋の出場が危ぶまれるなか、ベルギーで経験を積んだ渡辺に期待したいところだ。右サイドバックは菅原由勢が有力だが、関根の高さは魅力でスケール感もある。フランス杯決勝ではブラッドリー・バルコラ(パリ・サンジェルマン)に手も足も出なかったように発展途上だが......。
久保が彼らとプレーすることで、成長の触媒になるはずだ。W杯本大会に向けては、オーストラリア、インドネシア戦も悠長に"消化試合"にしている場合ではない。
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著者プロフィール
小宮良之 (こみやよしゆき)
スポーツライター。1972年生まれ、横浜出身。大学卒業後にバルセロナに渡り、スポーツライターに。語学力を駆使して五輪、W杯を現地取材後、06年に帰国。著書は20冊以上で『導かれし者』(角川文庫)、『アンチ・ドロップアウト』(集英社)など。『ラストシュート 絆を忘れない』(角川文庫)で小説家デビューし、2020年12月には『氷上のフェニックス』(角川文庫)を刊行。パリ五輪ではバレーボールを中心に取材。
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