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サッカー日本代表GK大迫敬介がライバルを語る「生まれ持った身体能力を言い訳にしたくない」 (2ページ目)

  • 原山裕平●取材・文 text by Harayama Yuhei

【海外に行きたい気持ちはもちろんある】

── 2023年にはドイツ戦の勝利に貢献するなど、代表における立場を確立しつつあるように感じました、自身も手応えがありましたか?

「ありましたね。大事なゲームに出て、結果を出すこともできましたから。チームでも去年はケガを抱えながらも、一番納得できるパフォーマンスを出せていましたし。だから、アジアカップに出たいという思いもありましたけど、手術をして、100%のパフォーマンスを取り戻して、またポジションを取り返せばいいと考えていました」

── 日本代表のゴールキーパーは、まだ絶対的な存在がいない状況です。ポジション争いを繰り広げる当事者として、現状をどう捉えていますか。

「今まで代表の試合に出ていた選手もそうですし、今回のオリンピックを含めて、下からの突き上げもあるなか、さらに競争が激しくなるのかなと思っています。

 近年は海外でプレーしている選手が増えてきたなか、国内でプレーする僕はJリーグのなかでパフォーマンスを出し続けることで、代表でもプレーできることを証明していきたい。自分の存在価値をJリーグで高めていくことが重要だと思っています」

── ゴールキーパーだけではなく、毎熊晟矢選手(セレッソ大阪→AZ/オランダ)や伊藤敦樹選手(浦和レッズ→ヘント/ベルギー)らが今夏に海外移籍を実現したことで、現在の日本代表に国内組の選手はほとんどいなくなりました。数少ない国内組のひとりである大迫選手は、海外でプレーしたいという思いを持っていますか。

「もちろん、刺激は受けますね。やっぱり一緒にやっていた数少ない国内の選手が、代表がきっかけかわからないですけど、海外に行くことで、より海外移籍を身近に感じます。チームでも同期の川村拓夢選手(→ザルツブルク/オーストリア)や、大橋祐紀選手(→ブラックバーン/イングランド2部)が評価されて、海外に移籍しましたから、負けたくないという思いは当然ありますし、もちろん行きたいっていう気持ちもあります」

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