三戸舜介はパリ五輪メンバーに生き残れるか 左・右ウイング、インサイド...たった18人の構成枠にはうってつけ (3ページ目)
【オランダ移籍は五輪のためではないが...】
大岩剛監督は「まだ(発表まで)1カ月近くある」とし、アメリカから戻った所属先で選手たちの奮起を促す。だが、Jリーグ組には試合がある一方、海外組はこれからオフに入るため、7月3日のメンバー発表までアピールの機会はない。
「やっぱりこのチームで自分......、1年ちょい関わらせてもらっているので、ここまできたなら、最後はやっぱりオリンピックに出たいなと思います」
三戸はそういって、この活動を締めくくった。
今年1月に新潟からオランダに移籍したのは、決して五輪のためだけではない。「もっと先の将来のため」と、大きな目標からの逆算だったと話す。
とはいっても、五輪は目の前にある大舞台。ひょっとしたらさらなる転機にもなりうるその機会を、21歳の三戸舜介は掴むことができるだろうか。
著者プロフィール
了戒美子 (りょうかい・よしこ)
1975年生まれ、埼玉県出身。2001年サッカー取材を開始し、サッカーW杯は南アフリカ大会から、夏季五輪は北京大会から現地取材。現在はドイツを拠点に、日本人選手を中心に欧州サッカーを取材中。著書『内田篤人 悲痛と希望の3144日』(講談社)。
【写真】「三戸舜介は先発?」識者が選んだパリ五輪サッカー日本代表18人フォーメーション
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