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サッカー日本代表、ドイツ戦のカギは冨安健洋、古橋亨梧、鎌田大地の使われ方 (3ページ目)

  • text by Sportiva
  • photo by Getty Images

【伊藤敦樹の選考には狙いがある】

――清水さんの注目選手は?

清水 1人は伊藤敦樹(浦和)ですね。残ったのが意外でした。6月の時は追加招集されて試合前日に呼ばれて、試合の流れもあって練習もせずにいきなり出場するという。森保ジャパンでも相当珍しい起用のされ方だったので。

 でも残ったということは、185cmのこういうタイプで、中盤の底ができる選手をやっぱり欲しているんだなと思いました。Jリーグではほかにもいい選手がいるじゃないですか。渡辺皓太(横浜FM)とか。結構いろんなチームにいるけど、やっぱり伊藤敦樹タイプが欲しいんだなと。

西部 そうだと思います。だから、4-1-4-1を本気でやるつもりがあるんだろうと。このタイプはやっぱり置きたいんだなというのはすごくわかります。

清水 日本人でなかなかいないタイプでもある。どちらかと言えば渡辺タイプのほうがやっぱり多い。渡辺はすごくいいプレーをしているので呼んでほしいなと思う選手なんですけど、ただ「対世界」の時にはこっちなんだなっていうのを感じる選出でしたね。

――伊藤敦樹と渡辺皓太の違いとは?

清水 やはり伊藤はサイズがあって、ヘディングでも競り合える。センターバックをカバーに回してヘディングできるのは大きいです。一番はそこで、体で守れるところじゃないでしょうか。

 カタールW杯の時は、遠藤航(リバプール)が大会前の脳震盪で出場が危ぶまれたこともありました。そういう意味でも、このポジションの選手は考えてるんじゃないかと。

西部 あとは前に出ていく力も魅力だと思います。それを生かしたいのもあるでしょう。

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