日本代表のW杯本番での戦い方が見えた? アメリカ戦をストレスなく観戦できたわけ (3ページ目)
もちろん、どんなに短い時間であろうと相手に主導権を握られてしまえば、その間に失点する危険性は高まる。守田が「もっと早く対応できると思う。そこは個人戦術の部分になるが、もう少し突き詰めることができる」と話していたように、まだまだ改善の余地はあるだろう。
それでも、イケイケで攻め続けることができた前半から、一時は相手のフォーメーション変更で勢いを削がれることになってもなお、しっかりと主導権をとり返すことができたのは、ひとつの成果と言っていい。
本番で対戦するドイツやスペインは、アメリカより一段も二段も実力が上なのは間違いない。この日のように、ハイプレスが面白いようにハマるとは考えにくい。
だがしかし、裏を返せば、アメリカに通用しない戦術が、ドイツやスペインに通用するはずがない。この試合を通じて、日本代表は"旬"な選手を生かしつつ、選手同士がチームとしての戦い方を共有できたことは確かだろう。
ワールドカップ本番でどう戦うか。その方向性は示されつつある。
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