日本代表のW杯本番での戦い方が見えた? アメリカ戦をストレスなく観戦できたわけ
ドイツ・デュッセルドルフで行なわれたアメリカとの親善試合で、ワールドカップ本番用の新ユニフォームをお披露目した日本代表。新しいユニフォームは青地に黄色の背番号が映え、スタンドから見ていても、誰が生き生きとプレーしているかがとてもわかりやすかった。
前線からのハイプレスが機能した試合は、日本が90分を通して概ねゲームを支配し続けた。その結果が、2-0の勝利である。
久しぶりにストレスなく見ていられた日本代表戦には、興味深いポイントがいくつかあった。
まずは、従来の序列にこだわらず、所属クラブで好調ぶりを示している選手が先発で起用されたこと。そして、彼らが期待どおりの活躍を見せたことだ。
「自チームで調子のいい選手をあえて使ったんじゃないかなというのは感じる」
キャプテンの吉田麻也がそう話していたように、特に鎌田大地、久保建英は8月にヨーロッパの新シーズンが幕を開けて以降、好調を維持していたが、それをそのまま発揮した格好だ。従来から主力を務めてきた伊東純也、遠藤航、守田英正も含め、中盤のバランスは非常によかった。
森保一監督も「状況によってポジションを変え、つかまりにくいポジションで起点になって攻撃を仕掛けた。守備のところでも、献身的にそれぞれのポジションからチームの勝利に貢献してくれた」と選手たちを称えている。
「旬」な選手が活躍し、アメリカ戦を2-0と快勝した日本代表
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