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サッカー日本代表E-1韓国戦の出場選手を独自採点。際立っていた2人とは? (2ページ目)

  • 中山 淳●文 text by Nakayama Atsushi
  • 佐野美樹●撮影 photo by Sano Miki

<出場選手採点>

谷晃生(GK/湘南ベルマーレ)=6.0点

 東京五輪の正GKが代表デビューを飾った。相手のシュートが4本だったこともあって見せ場は少なったが、77分には好セーブで失点を防いだ。無失点で終え、自信をつかんだはず。

小池龍太(DF/横浜F・マリノス)=6.0点

 先発が予想された山根視来(川崎フロンターレ)がメンバー外となったため、中国戦に続いて右サイドバック(SB)としてスタメン出場。水沼宏太とのコンビも上々で、前半から積極的に攻撃に絡んだ。守備ではやや不安定さも。

谷口彰悟(DF/川崎フロンターレ)=6.5点

 相手の1トップに対して対人の強さを見せ、安定感のあるパフォーマンスで最終ラインを統率した。攻撃面では最終ラインから良質なパス供給を見せ、クオリティを発揮していた。

畠中槙之輔(DF/横浜F・マリノス)=6.0点

 香港戦同様に左センターバックでプレーしたが、イエローカードをもらったほか、細かいミスもあった。守備面では谷口とともに相手FWをしっかり潰して、チャンスを与えない力強さを見せた。

佐々木翔(DF/サンフレッチェ広島)=6.5点

 64分のCKのチャンスでヘディングシュートを決め、中国戦の不出来から汚名返上を果たした。ただ、攻撃面では効果的なプレーが少なく、4バックのSBとしては今回も不発。

藤田譲瑠チマ(MF/横浜F・マリノス)=7.0点

 質の高いクロスボールを供給して、後半に入って49分の相馬の先制ゴールをアシスト。縦パスで町野のゴールの起点となったほか、展開力も見せつけた。守備ではボール奪取力の高さを見せた。

岩田智輝(MF/横浜F・マリノス)=6.5点

 香港戦以上に序盤から前線に顔を出し、豊富な運動量で攻撃にアクセントをつけた。前を意識しすぎたことでスペースを空けるシーンも散見されたが、全体としては上々の内容。

水沼宏太(MF/横浜F・マリノス)=5.5点

 前半からボールに絡み、得意のクロスボールを右サイドから供給したが、香港戦と違って精度が低かった。34分には代表初ゴールのチャンスを迎えたが、シュートはGK正面に。

西村拓真(MF/横浜F・マリノス)=6.0点

 72分のゴールシーンでは、相手ボックス内で小池に絶妙なワンタッチパス。そのほかにもチャンスメイクにかかわったが、決定的な仕事は少なめ。及第点のパフォーマンスだった。

相馬勇紀(MF/名古屋グランパス)=7.0点

 後半早々に試合の流れを大きく変える先制ゴールをヘディングで決め、質の高いコーナーキックで佐々木のゴールもアシスト。大会MVPに選出されるなど、実力を存分に発揮した。

町野修斗(FW/湘南ベルマーレ)=6.5点

 香港戦の2得点に続き、この試合でも72分にダメ押しゴールを決めて勝負強さを発揮した。プレー精度はまだ改善の余地があるが、得点に対する積極性や強気な姿勢は評価に値する。

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