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久保建英はじめ日本代表で「非主力」の欧州組が躍動。代表監督に求められる最善の選択と手腕 (3ページ目)

  • 小宮良之●文 text by Komiya Yoshiyuki
  • photo by Mutsu Kawamori/MUTSUFOTOGRAFIA

 スペイン大手スポーツ紙『アス』のウェブサイト記事は、この日のプレーを絶賛している。

<スペイン1部リーグのクラブで主力として活躍する>

 その価値は特大と言えるだろう。にもかかわらず、森保ジャパンはやはり久保を使いきれていない。確かに日本代表は中国戦、サウジアラビア戦で守りの枠組みを整え、カウンター攻撃の道筋を決め、選手を当てはめ、相応の成果を出した。だが......。

 日本はいま、代表で先発を与えられていない選手、招集されていない選手だけで、世界と伍する魅力的なイレブンを作ることができる。直近の代表戦では、吉田麻也(サンプドリア)、冨安健洋(アーセナル)、三笘薫(ユニオン・サン・ジロワーズ)、古橋亨梧(セルティック)の4人も負傷で招集外だった。

 これだけの"素材"をどう料理するのか――。代表監督にはシェフとしての腕前が問われる。

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